陽だまり笑顔の君に
「ゆ、あ……?」
叩かれた頬を押さえながら
優亜を見つめる。
怒りよりも驚きの方が強くて
だって……優亜……泣いてる……。
「全然連絡もくれないで何してたの!?心配したんだよ!?どうして何も話してくれないの?そんなに私は頼りない?信じられない?」
泣きながら私の服を
ぐしゃっと掴む
優亜……
そんな優亜の優しさに
胸がギューッと苦しくなって
「……菜々にとって私は何なの?ただの同級生?って……なんか彼氏みたいなこと言っちゃってるけど……でも、私は菜々のこと大好きだから、もっと力になりたいよ。
私に出来ることなんて少ないかもしれないけど……大事な友達が悲しんでるのに何も出来ないのは辛いよ……」
何も言わない私に
優亜はただ悔しそうに
言葉を漏らす
違う……優亜。
ただの同級生だなんて思ってない。
どんだけ妬んでも、羨ましくても
嫌味なこと思っても……
いつだって優亜は私に優しくて
真っ直ぐ向かってきてくれた
わかってたのに……
わからないように心を頑なに
閉ざしてたのは自分だーーーーー。
「ごっ……ごめん優亜……。怖かったの……私の過去を知られたら、きっとみんな軽蔑するに違いないって勝手に決めつけて……誰も信じたくなくて閉ざしてた……」
私の瞳からもたくさんの涙が溢れる。