愛され、囲われ、堕ちていく
聖地
「ほんっとに、ごめんね…凪沙」
「もう、いいって!紅音!」
「私が殴られるだけで済むと思ってたから……
まさか、凪沙にぶつけると思ってなかったの」
「大丈夫だよ。もう、謝るのなしね!紅音」
後日、紅音が家に謝りに来た。
「それにしても、スッゴいマンションだよね~!」
多重が、感心しながら言う。
「そうだね~」
「フッ…!凪沙、他人事みたい(笑)」
「だって、紅音もだけど聖道家って凄いんだよ!」
「確かに…一度、中学の時に遊びに行って凄かったの覚えてる。強面の男性がいっぱいいて……」
「でも、話してみると皆さん優しいんだよ。
あんま、伊織が連れてってくれないけど……」
「そりゃそうよ。あの伊織があんな男達のとこに連れてくわけないわよ!
あ、そうそう…今度“HP”(holy place)のみんなが集まるの知ってる?」
「え?ううん」
「伊織、どうするつもりなんだろ?」
「いいなぁ。私も久しぶりに会いたいなぁ」
「私も!会ってみたい!HPって、伊織くんの暴走族の時のチーム名でしょ?紅音の旦那さんもそうなんでしょ?」
「そうよ!じゃあ…伊織が帰ってきたら、聞いてみよ!」
そして、伊織が帰ってきた。
「凪~!」
「あ、帰ってきた!ちょっと出迎えてくる!」
凪沙がタタタ…と駆けて玄関に向かう。
「伊織、おかえりなさい」
「んーただいま~凪。
ねぇ、まだ紅音いんの?」
凪沙を抱き締めキスをして、嫌そうに言った。
「もう、いいって!紅音!」
「私が殴られるだけで済むと思ってたから……
まさか、凪沙にぶつけると思ってなかったの」
「大丈夫だよ。もう、謝るのなしね!紅音」
後日、紅音が家に謝りに来た。
「それにしても、スッゴいマンションだよね~!」
多重が、感心しながら言う。
「そうだね~」
「フッ…!凪沙、他人事みたい(笑)」
「だって、紅音もだけど聖道家って凄いんだよ!」
「確かに…一度、中学の時に遊びに行って凄かったの覚えてる。強面の男性がいっぱいいて……」
「でも、話してみると皆さん優しいんだよ。
あんま、伊織が連れてってくれないけど……」
「そりゃそうよ。あの伊織があんな男達のとこに連れてくわけないわよ!
あ、そうそう…今度“HP”(holy place)のみんなが集まるの知ってる?」
「え?ううん」
「伊織、どうするつもりなんだろ?」
「いいなぁ。私も久しぶりに会いたいなぁ」
「私も!会ってみたい!HPって、伊織くんの暴走族の時のチーム名でしょ?紅音の旦那さんもそうなんでしょ?」
「そうよ!じゃあ…伊織が帰ってきたら、聞いてみよ!」
そして、伊織が帰ってきた。
「凪~!」
「あ、帰ってきた!ちょっと出迎えてくる!」
凪沙がタタタ…と駆けて玄関に向かう。
「伊織、おかえりなさい」
「んーただいま~凪。
ねぇ、まだ紅音いんの?」
凪沙を抱き締めキスをして、嫌そうに言った。