【コミカライズ】結婚前日に「好き」と言った回数が見えるようになったので、王太子妃にはなりません!
13 ハーブの罠にご用心
レオンとのお茶の時間をのほほんとやりすごし、晩餐も食べ終えたキャロルは、一人で自室にいた。
寝台にあがり、白いネグリジェにおきたフリルの波を眺めつつ、置き時計の針をなんども確かめる。
時刻は、夜の十一時過ぎ。
そろそろ、隣室にいるレオンの眠る支度がととのう頃だ。
胸がドキドキするのは、三輪目を渡しにくるのを期待しているからではない。
『秘密の小部屋』を探しに行くタイミングを計っているせいである。
寝台にあがり、白いネグリジェにおきたフリルの波を眺めつつ、置き時計の針をなんども確かめる。
時刻は、夜の十一時過ぎ。
そろそろ、隣室にいるレオンの眠る支度がととのう頃だ。
胸がドキドキするのは、三輪目を渡しにくるのを期待しているからではない。
『秘密の小部屋』を探しに行くタイミングを計っているせいである。