【コミカライズ】結婚前日に「好き」と言った回数が見えるようになったので、王太子妃にはなりません!
14 秘密の小部屋の秘密
「レオン様……」
キャロルを止めたのは、寝息を立てていた王太子だった。
ハーブ水で眠っていたはずなのに、目はぱっちりと開いていて、指先まで力強い。
「なぜ起きていらっしゃるのです? わたくしがお贈りしたハーブは、お味見なさいませんでしたの?」
「味見は、君の目の前でするよ。だって、君が贈ってくれたあれには、眠くなる効能があるだろう?」
言い当てられて、キャロルはギクリとした。
キャロルを止めたのは、寝息を立てていた王太子だった。
ハーブ水で眠っていたはずなのに、目はぱっちりと開いていて、指先まで力強い。
「なぜ起きていらっしゃるのです? わたくしがお贈りしたハーブは、お味見なさいませんでしたの?」
「味見は、君の目の前でするよ。だって、君が贈ってくれたあれには、眠くなる効能があるだろう?」
言い当てられて、キャロルはギクリとした。