【コミカライズ】結婚前日に「好き」と言った回数が見えるようになったので、王太子妃にはなりません!
「お好きな人が他にいてもいい……今夜だけは、わたくしのものでいて……」
幸せそうに微笑んで、寝息を立てはじめる。
レオンは、ベッドに腰かけて、眠るキャロルを見つめた。
「……俺は、君がこの世に生まれてから、ずっと君だけのものだよ。君が信じてくれなくても」
指輪をはめた手を取って、そっとキスを落とす。
じかに感じる熱い体温に、胸がしめつけられた。
(熱をあげるまで探しまわるほど、俺が信じられないの?)
キャロルは、レオンの気持ちを疑っている。
好きな相手に愛情を疑われるのは、身を裂かれるくらい悲しいことだと、レオンは初めて知った。
だが疑われても、キャロルへの気持ちは変わらない。
「キャロル、君を愛してる……」
いつか信じてもらえるように、レオンは目を伏せて祈った。
当のキャロルは、自分がどれだけ愛されているのか知らないまま、朝まで夢のなかにいたのだった。
幸せそうに微笑んで、寝息を立てはじめる。
レオンは、ベッドに腰かけて、眠るキャロルを見つめた。
「……俺は、君がこの世に生まれてから、ずっと君だけのものだよ。君が信じてくれなくても」
指輪をはめた手を取って、そっとキスを落とす。
じかに感じる熱い体温に、胸がしめつけられた。
(熱をあげるまで探しまわるほど、俺が信じられないの?)
キャロルは、レオンの気持ちを疑っている。
好きな相手に愛情を疑われるのは、身を裂かれるくらい悲しいことだと、レオンは初めて知った。
だが疑われても、キャロルへの気持ちは変わらない。
「キャロル、君を愛してる……」
いつか信じてもらえるように、レオンは目を伏せて祈った。
当のキャロルは、自分がどれだけ愛されているのか知らないまま、朝まで夢のなかにいたのだった。