【コミカライズ】結婚前日に「好き」と言った回数が見えるようになったので、王太子妃にはなりません!
レオンに導かれて、キャロルはダンスホールを抜けた。
まっすぐ伸びる廊下には、等間隔で扉がある。招待客の控え室として、小部屋が連なっているのだ。
「ここだ」
レオンは、三番目の扉をノックして、開けた。
ステンドグラスやフリンジの傘をつけたランプが、いくつも灯っているだけの暗がりに、目がくらむ。
盛り上がって見えた影に目を凝らすと、ダンスパーティーを抜け出した招待客が、一列に並んで順番を待っている。
彼らのお目当ては、頭から薄いヴェールをかぶった、占い師だった。
クセのある亜麻色の髪は床につくほど長く、手元にある大きな水晶玉と相まって、ミステリアスな雰囲気を漂わせている。
まっすぐ伸びる廊下には、等間隔で扉がある。招待客の控え室として、小部屋が連なっているのだ。
「ここだ」
レオンは、三番目の扉をノックして、開けた。
ステンドグラスやフリンジの傘をつけたランプが、いくつも灯っているだけの暗がりに、目がくらむ。
盛り上がって見えた影に目を凝らすと、ダンスパーティーを抜け出した招待客が、一列に並んで順番を待っている。
彼らのお目当ては、頭から薄いヴェールをかぶった、占い師だった。
クセのある亜麻色の髪は床につくほど長く、手元にある大きな水晶玉と相まって、ミステリアスな雰囲気を漂わせている。