【コミカライズ】結婚前日に「好き」と言った回数が見えるようになったので、王太子妃にはなりません!
マルヴォーリオは、全てを理解した顔でカップを引き取った。
「お嬢様。王太子殿下に、その能力についてお話されるべきです。長い間、仲睦まじく過ごされてきた婚約者に急につれなくされて、殿下は傷ついておられるでしょう。話したうえで、黙っていて申し訳ないと謝られてはいかがです?」
「無理ですわ。もう愛想を尽かされてしまいましたもの」
ニナを疑う前であれば、まだレオンも謝罪を受け入れてくれただろう。
嫌われた今となっては、キャロルがどれだけ誠心誠意を見せても許してはくれない。
勝手に人の心をのぞいて楽しんでいたのかと、さらに嫌われる可能性だってある。
「わたくし、自分が思っていたより我がままでした。レオン様に、本当にお好きな方と幸せになってほしいのに、わたくしのことも好きでいてほしいのです」
「お嬢様。王太子殿下に、その能力についてお話されるべきです。長い間、仲睦まじく過ごされてきた婚約者に急につれなくされて、殿下は傷ついておられるでしょう。話したうえで、黙っていて申し訳ないと謝られてはいかがです?」
「無理ですわ。もう愛想を尽かされてしまいましたもの」
ニナを疑う前であれば、まだレオンも謝罪を受け入れてくれただろう。
嫌われた今となっては、キャロルがどれだけ誠心誠意を見せても許してはくれない。
勝手に人の心をのぞいて楽しんでいたのかと、さらに嫌われる可能性だってある。
「わたくし、自分が思っていたより我がままでした。レオン様に、本当にお好きな方と幸せになってほしいのに、わたくしのことも好きでいてほしいのです」