【コミカライズ】結婚前日に「好き」と言った回数が見えるようになったので、王太子妃にはなりません!
26 惚れた弱みにつけこまれています
レオンと心を通わせた日の夜。
時計の針が零時をまわる少しまえに、キャロルは、レオンがいる寝室の扉をノックした。
扉をあけたレオンは、寝る支度をととのえて立っていたキャロルに驚く。
「どうしたの、キャロル。いま、九輪目を持ってそちらに行こうと思っていたんだけれど」
「そちらのお部屋で受け取ってよろしいでしょうか。お話がございます」
「分かったよ。おいで、お姫様」
寝室は、メインの照明がついていて明るい。
キャロルと並んでベッドに腰かけたレオンは、恥ずかしそうに視線を泳がせた。
「本音を明かしたせいか気恥ずかしいな。それとも、そう感じているのは俺だけ?」
「わたくしもドキドキしております。心臓がおかしくなってしまったみたいですわ」
お互いに恋していると認め合ってから、レオンがより一層すてきに見える。
彼が視界に入るたび、キャロルの鼓動は高鳴ってうるさいくらいだ。
時計の針が零時をまわる少しまえに、キャロルは、レオンがいる寝室の扉をノックした。
扉をあけたレオンは、寝る支度をととのえて立っていたキャロルに驚く。
「どうしたの、キャロル。いま、九輪目を持ってそちらに行こうと思っていたんだけれど」
「そちらのお部屋で受け取ってよろしいでしょうか。お話がございます」
「分かったよ。おいで、お姫様」
寝室は、メインの照明がついていて明るい。
キャロルと並んでベッドに腰かけたレオンは、恥ずかしそうに視線を泳がせた。
「本音を明かしたせいか気恥ずかしいな。それとも、そう感じているのは俺だけ?」
「わたくしもドキドキしております。心臓がおかしくなってしまったみたいですわ」
お互いに恋していると認め合ってから、レオンがより一層すてきに見える。
彼が視界に入るたび、キャロルの鼓動は高鳴ってうるさいくらいだ。