【コミカライズ】結婚前日に「好き」と言った回数が見えるようになったので、王太子妃にはなりません!
 ベンチの最前に壮年のシスターが座っていた。小柄な体が背もたれにすっぽり隠れているせいで、いるのに気がつかなかった。
 シスターは、赤くなるレオンとキャロルに温かな祝福を送る。

「十二夜のご成功おめでとうございます。私のことはお気になさらず、どうぞチュッチュを続けてくださいませ」
「さすがに、もうできませんっ!」

 恥ずかしそうに手で顔をおおってキャロルは絶叫した。
 レオンはさほど気にしなかったが、今度は他人がいない場所でゆっくりと、と思った。

(その方が、キャロルが大胆になってくれそうだからね)
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