【コミカライズ】結婚前日に「好き」と言った回数が見えるようになったので、王太子妃にはなりません!
「レオン様が本当にお好きな方を見つけだして、代わりに王太子妃になってもらおう大作戦を決行いたします」

 自分とレオンの結婚を止めるためには、もはやこの方法しかない。
 瞳を輝かせながら言い放ったキャロルに、レオンは頬杖をついて微笑む。

「キャロルは、俺の好きな人を知りたいんだね?」
「はい。婚約者として、ご挨拶させていただきたいのですわ。レオン様をよろしくお願い致します、どうぞお幸せにと、自分の口からお伝えしたいのです」

 レオンが恋をしている相手は、どんな人だろう。
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