サクラが散る。恋が実る。
その日は新入生の入学式、そして二年生の始業式があり午前中には帰れることになった。
桜「圭太遅い。先帰って良いかな」
いつもはチャイムがなってすぐに来る弟だが今日はなかなか姿を現さなかった。
その時、保健室のドアが開いた。
真面目そうで一年の制服を着た子だった。
輝「………?誰、お前」
桜「……桜。一応二年なんだけど、新入生君」
少し眉を潜めながら答えた。その時、、
輝「…………」
黙ってドアを閉めてどこかに行ってしまった。
桜「……は、?何なの」