赤い赤いお洋服《短》
仕方ないから私は
もう一度部屋に行き
ハサミをとり
切り裂くことを決めた……
――――ジョキ………
なかなか切りずらかったけど
なんとか切れた……
『お姉ちゃん、何してるの?
そんなことしたら……
お母さんが…』
女の子が必死に私のハサミを
奪おうとした……
「やめてよ!!
私死にたくない!!」
この洋服さえ切れば
大丈夫……そう思ってたのに
なぜか洋服が
きつくなってきて
苦しくなってきた……
『キャハハハハ……
お母さんが怒ってお姉ちゃんを
殺そうとしてるよ~』
そう女の子は微笑んだ…
段々苦しくなった私は
声も出せなくなっていた……
「…………ぅ………あ……」
『キャハハハハハ
お母さん、手伝うね
キャハハハハハハハハ』
女の子甲は高い声をだし
私の首を締めた……………
「…………………く……ぁ…」
私は女の子の甲高い笑いの中、
私は気を失った…………