円城寺家のイケメン探偵 ~脅迫状に込められた思い~
誰もが知ってるシャーロック・ホームズ、エルキュール・ポアロ、ミス・マープルはもちろん、日本の金田一耕助や明智小五郎も…


読むスピードがとにかく早くて…


次から次へと読破していった。


そして、また同じ本を何度も読んで…


私は、探偵小説を読む真剣な姿に惹かれ、すっかり凛音の「ファン」になってしまってた。


声をかける勇気が出るまで時間はかかったけど…


「その本、次、私に貸してくれますか?」って頑張って話しかけた時、凛音は優しい笑顔で「こういう本好きなの?」って聞いてくれて。


正直、詳しくはなかったけど「はい」って嘘ついて…


それから、毎日図書館で一緒に探偵小説を読む友達になった。


静かにただ本を読む。


だけど、私もだんだんその魅力にハマり…


ワクワクドキドキしながら、それを読むのが楽しみになっていった。


そして…


一緒に帰って…
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