円城寺家のイケメン探偵 ~脅迫状に込められた思い~
演劇部に届いた脅迫状
ある日曜の午後。
窓から射し込む暖かな日差しが気持ちよく、椅子に座って新刊の探偵小説を読んでいたら、少し眠くなってきた。
『凛音お兄様!』
ドアのノックと同時に、そう言って初音ちゃんが入ってきた。
一瞬で眠気が吹っ飛ぶ。
『どうした?初音が僕の部屋に来るなんて珍しいね』
ノックしたら、返事があるまでちょっとは待たない?
せっかちな初音ちゃんらしいけど、年頃の男女がいる部屋なんだから…
って、今まで1度も何かがあった試しはないけどね。
『「大学生探偵」に会いたいっていう友達が来てるんです。会ってもらえますか?』
『それって…仕事の依頼?』
助手としての質問をした。
『あら、当たり前です。依頼でもなければわざわざ凛音お兄様に会いに来る人はいないです。湊音お兄様ならわかりますけど』
かなりの毒舌に、ちょっとヒヤッとする。
初音ちゃんには、いったい凛音はどう映ってるんだろ?
窓から射し込む暖かな日差しが気持ちよく、椅子に座って新刊の探偵小説を読んでいたら、少し眠くなってきた。
『凛音お兄様!』
ドアのノックと同時に、そう言って初音ちゃんが入ってきた。
一瞬で眠気が吹っ飛ぶ。
『どうした?初音が僕の部屋に来るなんて珍しいね』
ノックしたら、返事があるまでちょっとは待たない?
せっかちな初音ちゃんらしいけど、年頃の男女がいる部屋なんだから…
って、今まで1度も何かがあった試しはないけどね。
『「大学生探偵」に会いたいっていう友達が来てるんです。会ってもらえますか?』
『それって…仕事の依頼?』
助手としての質問をした。
『あら、当たり前です。依頼でもなければわざわざ凛音お兄様に会いに来る人はいないです。湊音お兄様ならわかりますけど』
かなりの毒舌に、ちょっとヒヤッとする。
初音ちゃんには、いったい凛音はどう映ってるんだろ?