円城寺家のイケメン探偵 ~脅迫状に込められた思い~
『あの「ルックス」…男性としても魅力がありますね』


凛音、そういう風に佐々木先生を見てたんだ…


『確かに、特に女子に人気があると思います。誰とでもニコニコ話してますし…』


赤田さんのその言葉と同時に、凛音の目が一瞬「光った」。


何か感じるといつもこうなる。


だけど、今のやり取りに何かあったかな?


私には全然気が付かなかったけど…


凛音の鋭い感覚は、私の曖昧な能力よりずっとすごい…って思う。


だから探偵業が務まるんだろうけどね。


鈍感な人には絶対向かない仕事…だと思う。


『中島さんは?佐々木先生のことどう思いますか?』


凛音が聞く。


『えっ、ああ…いい先生だと思います』


ニコッと微笑む中島さん。


こういう二重の可愛い女子がきっと男子にモテるんだろう。


凛音もこういうタイプが好きなのかな…


って、私何考えてるの?
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