円城寺家のイケメン探偵 ~脅迫状に込められた思い~
ダメダメ、今私は探偵の助手なんだからしっかりしなきゃ。


『わかりました。皆さんのお話、全て参考になりました。今日の取材はこれで終わりです。お疲れのところ、本当にありがとうございました。また次回よろしくお願いします』


1人1人の顔を見ながら、丁寧にお礼を言った凛音。


『ありがとうございました』


それに続いて、私も頭を下げた。


3人の生徒達は、次々席を立って帰宅の準備をした。


そして私達も片付けをしてから学校を出た。


それから…


次の日は、凛音がめいっぱい大学の授業があって、私も慌ただしくしていた。


夜になって、私達は円城寺家のリビングに集まった。


たまに良子さんや円城寺家のみんなの好意で、一緒に食事させてもらってる。


私が子どもの頃から数えたら、もう何度ここで食卓を囲んだかわからない。


数え切れないくらい、ご馳走になってる…
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