円城寺家のイケメン探偵 ~脅迫状に込められた思い~
凛音だって今聞いたばかりで何もわからないだろうけど…


本当に…


いったい何が起こったの?


『ついさっきらしい。演劇部の練習が終わって、しばらくして』


『怪我って…大丈夫なのかな?』


恐る恐る聞いた。


『怪我の具合はまだわからないらしい。明日学校に行って詳細を確認したら連絡をもらうことになってる』


『凛音お兄様。どうして佐々木先生が襲われたんですか?』


横で聞いていた初音ちゃんもかなり心配そうだった。


『いや…ただ、先生は自分で階段から落ちたと言ってるらしい』


『自分で?本当に?』


『まだ…それも断定は出来ないけどね。でも、このタイミングに先生が怪我をするなんてね。何か関連があるかも知れない。この脅迫状の中に何かヒントは無いのか…』


凛音はそう言って、赤田さんから預かった脅迫状をテーブルに置いた。


そしたら、そこにいた湊音さん以外の兄弟達が集まってきた。
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