円城寺家のイケメン探偵 ~脅迫状に込められた思い~
ついでに…亜矢奈さんも。


そう、今日は亜矢奈さんも一緒に食事していた。


最近、ちょこちょこいるのが…ちょっと気になるけど。


みんな、興味津々で脅迫状を覗きこむ。


『脅迫状なんて初めて見た…』


柊音君が怖々言った。


テニス部のキャプテンの柊音君は、いつも帰って来てすぐにシャワーを浴びる。


横に立つと、フワッとシャンプーの爽やかな香りがした。


隠しきれないオシャレ感は、円城寺家の他の人には無い独特の雰囲気。


『私もですわ。脅迫状なんて怖いです、凛音様~』


亜矢奈さん、ここぞとばかりに凛音にくっついてる。


『「文化祭の劇を中止しないと災いがおこる」なんて…文化祭で何かが起こるってことですか?』


初音ちゃんが言った。


自分が持ち込んだ事件だから、いつもより興味を持ってる感じだな。


友達や先生に関わることだから当たり前か…
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