円城寺家のイケメン探偵 ~脅迫状に込められた思い~
『君はこの脅迫状の存在を1度も言わない。おかしいよね。今初めて見て、これが何か知らないからだ。ついでに聞こう。この花、何か知ってる?』
凛音が、少し厳しめに言った。
『…こ、これ…』
『初見では全く何も言えないよね。これはエーデルワイスという花だよ。そして、この花の花言葉も…もちろん君が知るわけないよね』
黙ったままその場に立ちすくみ、動けない小川君が少し可哀想に思えた。
きっと…
中島さんをかばってる。
この人は…
「彼女を想ってる」んだろう。
『僕が取材の中で佐々木先生のことを聞いた時、小川君は全く動じなかった。本当は…先生のこと、良い先生だとは思ってなかったのに。素晴らしい演技力だよ。先生のことは誰にも言わず…自分が中島さんのことを守ろうと思ってたんだね』
その言葉に、小川君はうなだれた。
張り詰めていた物が一気に崩れてしまったんだろう。
見ていてつらくなる。
凛音が、少し厳しめに言った。
『…こ、これ…』
『初見では全く何も言えないよね。これはエーデルワイスという花だよ。そして、この花の花言葉も…もちろん君が知るわけないよね』
黙ったままその場に立ちすくみ、動けない小川君が少し可哀想に思えた。
きっと…
中島さんをかばってる。
この人は…
「彼女を想ってる」んだろう。
『僕が取材の中で佐々木先生のことを聞いた時、小川君は全く動じなかった。本当は…先生のこと、良い先生だとは思ってなかったのに。素晴らしい演技力だよ。先生のことは誰にも言わず…自分が中島さんのことを守ろうと思ってたんだね』
その言葉に、小川君はうなだれた。
張り詰めていた物が一気に崩れてしまったんだろう。
見ていてつらくなる。