円城寺家のイケメン探偵 ~脅迫状に込められた思い~
『目撃者?』


『1人だけいる。先生が落ちた数秒後に駆けつけた人物。つまりは「第1発見者」』


『そっか…でも何も見てないかも知れないよ』


『それでも、何か少しでもヒントになることが聞けるように…当たってみよう』


『うん。そうだね』


私達は、赤田さんを家まで送り届けた。


だけど…


凛音こそ、大学の勉強は集中出来てるのかな…


まあ、円城寺家はみんな秀才揃いだから、私が心配することないか…


私こそ気をつけないとダメ…かな。


保育中についいろいろ考えてしまいそうになるから、必死で子どもに集中しようと意識してる。


当たり前だけど子ども第1だからね。


事件が起こると2人ともそっちに夢中になりがちだからな…


子どもの頃から今もずっと…


根っからのミステリー好きの凛音に影響されまくってる。


でも…


おかげで私の人生は毎日充実してるのかも知れない。
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