円城寺家のイケメン探偵 ~脅迫状に込められた思い~
円城寺家での犯人探し
円城寺家の食卓。


今日も広いダイニングテーブルにはたくさんの美味しそうな料理が並んでる。


いつも料理に合わせて使われている素晴らしい食器にも目がいく。


高級なお皿に乗ってると、ステーキも美味しそうに感じるから不思議だ。


もちろん…


A5ランクの最高のお肉なんだけどね。


それに合う赤ワインも用意され、私達は食事を始めた。


『よく来てくれたね、菜摘ちゃん』


今夜は湊音さんがいる。


隣に座る初音ちゃんも嬉しそうだ。


そのさらに隣に赤田さんが座ってる。


『すみません…本当にお邪魔して良かったんでしょうか?』


恐縮してる様子の赤田さん。


『もちろんだよ。菜摘ちゃんみたいな素敵な友達がいてくれて良かったな、初音』


湊音さんは、早速、赤田さんを「菜摘」って名前で呼んでる。


こういうところがさりげなくてカッコいい。


『は、はい。湊音お兄様』


初音ちゃんの顔が赤らむ。
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