円城寺家のイケメン探偵 ~脅迫状に込められた思い~
佐々木先生…山口先生に何を言ったの?
『お前とはいつでも別れていいって…結婚も解消だって言われて…だから、逃げ帰ろうとしたあの人を追いかけて…気づいたら…階段から…』
『…山口先生…』
『すぐに生徒が来たのがわかって、私…怖くて部室に戻って…なぜかわからないけど、あの人と中島さんが写ってる写真を…持ち帰りました』
『…わかりました。山口先生、あなたも…つらかったと思います。ですが、人を階段から突き落とすのは…もちろん犯罪です。警察に自首してくれますか?』
凛音が自首を促した。
それは、間違いなく凛音の慈悲。
『…そうですね。私…どうかしてました。生徒に嫉妬するなんて。佐々木先生のこと…今となってみれば本当に好きだったのかもわからないんです。あんな最低な人…何だか意地になってたのかも知れません。中島さんにも…申し訳ないことをしました。彼女に謝っておいてもらえますか?私…今から警察に…行きます』
少し笑顔になった山口先生…
いろんな重荷が取れて、なんだか…ちょっと綺麗に見えた。
これから…しばらく大変だけど、佐々木先生なんか忘れて幸せになってもらいたいと…思った。
『お前とはいつでも別れていいって…結婚も解消だって言われて…だから、逃げ帰ろうとしたあの人を追いかけて…気づいたら…階段から…』
『…山口先生…』
『すぐに生徒が来たのがわかって、私…怖くて部室に戻って…なぜかわからないけど、あの人と中島さんが写ってる写真を…持ち帰りました』
『…わかりました。山口先生、あなたも…つらかったと思います。ですが、人を階段から突き落とすのは…もちろん犯罪です。警察に自首してくれますか?』
凛音が自首を促した。
それは、間違いなく凛音の慈悲。
『…そうですね。私…どうかしてました。生徒に嫉妬するなんて。佐々木先生のこと…今となってみれば本当に好きだったのかもわからないんです。あんな最低な人…何だか意地になってたのかも知れません。中島さんにも…申し訳ないことをしました。彼女に謝っておいてもらえますか?私…今から警察に…行きます』
少し笑顔になった山口先生…
いろんな重荷が取れて、なんだか…ちょっと綺麗に見えた。
これから…しばらく大変だけど、佐々木先生なんか忘れて幸せになってもらいたいと…思った。