眠れない総長は眠り姫を甘く惑わす



働き始めて数日、いつものようにバイトを終えた繁華街の路地裏で……




「やめてください、…っ……やめて、、、」



私はチンピラに絡まれ、体を震わせていた。



「いーじゃん、ちょっくらオレたちと遊ぼうぜ」

「へえ、可愛い顔してんじゃん」

「怯える顔もそそるねえ」

「、っ……」



恐怖に言葉も消える中、私を助けに来てくれたのは。



「っ……、みのり!!」

「み、かげ……く、」

「ハハ、王子様のお出ましか。そのキレイな顔が傷つかないうちに逃げたほうがいいと思うぜ?」

「逃げるべきなのはそっちだと思うけど?」

「アァ!? テメエ、やれるもんならやってみ、……グハッ」




ドサッ……


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