今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
うっとりと指を組み合わせながら話し出す彼女を呆然と見つめる。
「あんな人がいるなんて奇跡だと思ったわ」
「はあ、そうですか……」
まあ、わからないでもないけど。
それについては彼女とちょっと同感。
翔くんほど完璧な王子様みたいな人ってなかなかいないから。
彼に初めて会ってボッーとなっちゃう女の子って結構いるんだ。
「愛華だけのお兄ちゃんだと思っていたら、あなたみたいな人がいるんだもんガッカリだよ」
「……」
いや、それこっちのセリフですから。
うーん……。
ここまではっきりと不満を言われるなんてびっくりしていた。
つまり、ストレートに喧嘩を売られているのかな。
「わ、私だって翔くんの妹は世界に私だけだと思ってましたけど」
言いたい放題言われているうちにさすがに腹が立ってきた。このくらい言い返してもいいよね。
「あんな人がいるなんて奇跡だと思ったわ」
「はあ、そうですか……」
まあ、わからないでもないけど。
それについては彼女とちょっと同感。
翔くんほど完璧な王子様みたいな人ってなかなかいないから。
彼に初めて会ってボッーとなっちゃう女の子って結構いるんだ。
「愛華だけのお兄ちゃんだと思っていたら、あなたみたいな人がいるんだもんガッカリだよ」
「……」
いや、それこっちのセリフですから。
うーん……。
ここまではっきりと不満を言われるなんてびっくりしていた。
つまり、ストレートに喧嘩を売られているのかな。
「わ、私だって翔くんの妹は世界に私だけだと思ってましたけど」
言いたい放題言われているうちにさすがに腹が立ってきた。このくらい言い返してもいいよね。