今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
「あ、うん。俺も大好き。でも俺のはそういうんじゃなくて」
「……そういうのじゃないって?」
彼は小さく息を吐き、意を決したように口を開いた。
「チーのことを女の子として好きなんだ」
「女の子として?」
あれ、それってどういう意味なんだろ。
動揺して繋いでいた手から離れようとしたけど、ギュッと力を込められた。
逃がさないって言われているみたいな強い力。
「チーに恋してるって言ったらわかってくれる?」
「あ……」
そう言えば、この間からの兄の態度がおかしかった気がしたけど、そういうことなら全て説明がつく。
ビックリしたけど、なぜか理解できた。
ほんとは心のどこかでそんな気がしていたのかもしれない。
ただ、私が認めたくなくてその可能性を否定していただけ。
自分のことをお兄ちゃんって呼ばないで欲しいって言ったあの日から明らかに彼の態度は違っていたんだ。
「……そういうのじゃないって?」
彼は小さく息を吐き、意を決したように口を開いた。
「チーのことを女の子として好きなんだ」
「女の子として?」
あれ、それってどういう意味なんだろ。
動揺して繋いでいた手から離れようとしたけど、ギュッと力を込められた。
逃がさないって言われているみたいな強い力。
「チーに恋してるって言ったらわかってくれる?」
「あ……」
そう言えば、この間からの兄の態度がおかしかった気がしたけど、そういうことなら全て説明がつく。
ビックリしたけど、なぜか理解できた。
ほんとは心のどこかでそんな気がしていたのかもしれない。
ただ、私が認めたくなくてその可能性を否定していただけ。
自分のことをお兄ちゃんって呼ばないで欲しいって言ったあの日から明らかに彼の態度は違っていたんだ。