今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
自分でも何を言ってるのかわからなくて、頭の中がグチャグチャ。
「おいっ、二人ともやめろって」
両方からぐいぐい引っ張られて兄は心底困っているようだった。
それもそのはずで私も愛華さんも完全に正気を失っていて顔を真っ赤にして怒っていたから。
「あんたが離しなさいったら。お兄ちゃんが痛がってるでしょ」
「そ、そっちが離してよ。翔くんはほんとは行きたくないんだから」
どちらも一歩もひけない、妹の闘い。
「はあ?そんなわけないでしょ」
「そんなわけあるっ」
お互いにひどい形相で睨み合っていたら、周りがやけにざわざわしていることにようやく気が付いた。
あんまり私達が騒がしかったせいか野次馬が集まってきだしていた。
だけど、私は自分を止められない。
「チー、落ち着いて。早く離すんだ」
「どうして?私にだけ離せって言うの?
愛華さんのこともちゃんと叱ってよ」
「おいっ、二人ともやめろって」
両方からぐいぐい引っ張られて兄は心底困っているようだった。
それもそのはずで私も愛華さんも完全に正気を失っていて顔を真っ赤にして怒っていたから。
「あんたが離しなさいったら。お兄ちゃんが痛がってるでしょ」
「そ、そっちが離してよ。翔くんはほんとは行きたくないんだから」
どちらも一歩もひけない、妹の闘い。
「はあ?そんなわけないでしょ」
「そんなわけあるっ」
お互いにひどい形相で睨み合っていたら、周りがやけにざわざわしていることにようやく気が付いた。
あんまり私達が騒がしかったせいか野次馬が集まってきだしていた。
だけど、私は自分を止められない。
「チー、落ち着いて。早く離すんだ」
「どうして?私にだけ離せって言うの?
愛華さんのこともちゃんと叱ってよ」