今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
「俺は兄貴としてお前を守る義務があるんだよ」
「あれ、お兄ちゃんはやめるって言ってなかった?」
彼にだけ聞こえるように声を潜めて嫌味を言ってみた。
「そう言ったからって簡単にやめるわけないだろ。とにかくスカートは履き替えてこい」
「な、なによ翔くんたら」
上からな口調で言われたからますます反抗心がムクムクわいてきた。
本当は服装なんてどうだってよかったんだけど、止まらなかった。
普段なら兄は呆れるくらい私に甘いから、どんな時でも粘り強くお願いすれば許してくれるってわかっている。
だけど、両親の前でこんなあからさまな態度が納得いかない。
自分の気持ちを隠そうとしないんだもん。私ひとり焦って馬鹿みたい。
「別にいいでしょ。ほっといて」
「ほうっておけるわけないだろ。ほら早く着替えておいで」
「やだもん、そんなに着替えさせたかったら翔くんが着替えさせてよ」
「あれ、お兄ちゃんはやめるって言ってなかった?」
彼にだけ聞こえるように声を潜めて嫌味を言ってみた。
「そう言ったからって簡単にやめるわけないだろ。とにかくスカートは履き替えてこい」
「な、なによ翔くんたら」
上からな口調で言われたからますます反抗心がムクムクわいてきた。
本当は服装なんてどうだってよかったんだけど、止まらなかった。
普段なら兄は呆れるくらい私に甘いから、どんな時でも粘り強くお願いすれば許してくれるってわかっている。
だけど、両親の前でこんなあからさまな態度が納得いかない。
自分の気持ちを隠そうとしないんだもん。私ひとり焦って馬鹿みたい。
「別にいいでしょ。ほっといて」
「ほうっておけるわけないだろ。ほら早く着替えておいで」
「やだもん、そんなに着替えさせたかったら翔くんが着替えさせてよ」