今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
「……でもわからないんだ。家族だから好きなんだって思ってたんだけど最近はいろいろあって私おかしいの」
兄に告白されたあの日からまだ頭が混乱してて自分でもどうしたいのかわからない。
両親のこととか周りのこととかいろいろ考えると簡単に結論なんて出そうにない。
それなのに彼を拒絶することもできない。
たぶんこの先もずっと。
「実は恋愛の好きって言う気持ちもよくわかっていないのかもしれないって思うし……」
今の気持ちは家族としての好きなのか恋愛としての好きなのかはっきりと線引きできないような気がする。
「こんなのおかしいよね?」
「……」
「やっぱり、私ブラコンなのかなー」
自虐的にそう言って明るくニコッと笑った。
「恋愛の好きかどうかわからないんだ?」
意外にも西原くんは真剣な表情で返してきた。
「う、うん」
改めて聞き返されると、ちょっと恥ずかしくなる。
兄に告白されたあの日からまだ頭が混乱してて自分でもどうしたいのかわからない。
両親のこととか周りのこととかいろいろ考えると簡単に結論なんて出そうにない。
それなのに彼を拒絶することもできない。
たぶんこの先もずっと。
「実は恋愛の好きって言う気持ちもよくわかっていないのかもしれないって思うし……」
今の気持ちは家族としての好きなのか恋愛としての好きなのかはっきりと線引きできないような気がする。
「こんなのおかしいよね?」
「……」
「やっぱり、私ブラコンなのかなー」
自虐的にそう言って明るくニコッと笑った。
「恋愛の好きかどうかわからないんだ?」
意外にも西原くんは真剣な表情で返してきた。
「う、うん」
改めて聞き返されると、ちょっと恥ずかしくなる。