今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
私が彼だったらきっと悶絶してしまうよ。
案の定、石野くんも照れ臭そうに赤くなっている。
「あ、そうか明日は祝日だから、またあさって学校でね」
「あ、そか、じゃああさって」
歌ちゃんはご機嫌そうに手をひらひら振った。
2人の仲睦まじい後ろ姿を見つめていたら西原くんが小さくこんなことを言った。
「石野のやつ、あれは完全に尻に敷かれてるな」
「歌ちゃんにあんなに仲のいい男子がいたなんて知らなかった。同じバレー部で仲良くなったのかな?」
「そうみたいだね、あれっ、でもバレー部は確か部活内の恋愛禁止じゃなかったかな」
思い出したように西原くんがそう言った。
「なにそれ、今どきそんなのあるの?」
びっくりして聞き返した。
「あるらしいよ、あの2人も前途多難だな」
「そうなんだ……」
部活内恋愛禁止だなんて、バレー部って厳しいんだな。そういえば女子バレー部は強豪校らしいけど。
案の定、石野くんも照れ臭そうに赤くなっている。
「あ、そうか明日は祝日だから、またあさって学校でね」
「あ、そか、じゃああさって」
歌ちゃんはご機嫌そうに手をひらひら振った。
2人の仲睦まじい後ろ姿を見つめていたら西原くんが小さくこんなことを言った。
「石野のやつ、あれは完全に尻に敷かれてるな」
「歌ちゃんにあんなに仲のいい男子がいたなんて知らなかった。同じバレー部で仲良くなったのかな?」
「そうみたいだね、あれっ、でもバレー部は確か部活内の恋愛禁止じゃなかったかな」
思い出したように西原くんがそう言った。
「なにそれ、今どきそんなのあるの?」
びっくりして聞き返した。
「あるらしいよ、あの2人も前途多難だな」
「そうなんだ……」
部活内恋愛禁止だなんて、バレー部って厳しいんだな。そういえば女子バレー部は強豪校らしいけど。