今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
また翔くんが様子を見に来てくれたのかなって思ったけどそうではなかった。
「すみません。どなたかいらっしゃいますか?」
女の子の声だ。
「はい、います。どうぞ開けてください」
「でもお邪魔しても大丈夫ですか?」
「ほんとに大丈夫ですからどうぞ」
遠慮がちに尋ねられたから、慌てて返事をして立ち上がった。
中に入るのをためらっているみたい。生徒会の人じゃなさそうだ。
「失礼します」
ドアがゆっくりと開いて女の子がおずおずと入ってきた。
「あっ」
「うっ」
見ればドアの向こう側でこっちを見て固まっているその子にはしっかりと見覚えがあった。
「えっ、愛華さん」
「なんだ、あなた一人だけ?」
「う、うん」
彼女は拍子抜けしたみたいな顔で大きなため息を吐いた。
「お兄ちゃんはどこよ?今日は生徒会があるんでしょ?」
「……」
「すみません。どなたかいらっしゃいますか?」
女の子の声だ。
「はい、います。どうぞ開けてください」
「でもお邪魔しても大丈夫ですか?」
「ほんとに大丈夫ですからどうぞ」
遠慮がちに尋ねられたから、慌てて返事をして立ち上がった。
中に入るのをためらっているみたい。生徒会の人じゃなさそうだ。
「失礼します」
ドアがゆっくりと開いて女の子がおずおずと入ってきた。
「あっ」
「うっ」
見ればドアの向こう側でこっちを見て固まっているその子にはしっかりと見覚えがあった。
「えっ、愛華さん」
「なんだ、あなた一人だけ?」
「う、うん」
彼女は拍子抜けしたみたいな顔で大きなため息を吐いた。
「お兄ちゃんはどこよ?今日は生徒会があるんでしょ?」
「……」