今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
本当のところ、この件に関して翔くんの考えを聞いたわけじゃないから不安だったんだ。
「ずっと一緒にいるって言ってくれたもん」
それは幼い頃からの約束。
夜眠る前に亡くなった母のことを思い出して心細くなった。
そんな時にはいつも彼が慰めてくれて。
ずっと一緒だよって何度も何度も言ってくれたんだよ。
「好きだって告白もしてくれたし」
「……」
「だから私に隠し事なんてするわけない」
「……」
ガタンと椅子が揺れる音がした。
立ち上がった愛華さんはちょっとよろけていて肩を震わせている。
それに血の気が失せたような怖い顔。
もしかしたら、さっき私の言ったことにショックを受けているのかな。
その顔を見て一瞬で我に返って、マズいって思った。
「あ、えっと今のは」
私のバカ、何をペラペラしゃべってるの。
私と翔くんのことはまだ誰にも秘密なのに……。
「ずっと一緒にいるって言ってくれたもん」
それは幼い頃からの約束。
夜眠る前に亡くなった母のことを思い出して心細くなった。
そんな時にはいつも彼が慰めてくれて。
ずっと一緒だよって何度も何度も言ってくれたんだよ。
「好きだって告白もしてくれたし」
「……」
「だから私に隠し事なんてするわけない」
「……」
ガタンと椅子が揺れる音がした。
立ち上がった愛華さんはちょっとよろけていて肩を震わせている。
それに血の気が失せたような怖い顔。
もしかしたら、さっき私の言ったことにショックを受けているのかな。
その顔を見て一瞬で我に返って、マズいって思った。
「あ、えっと今のは」
私のバカ、何をペラペラしゃべってるの。
私と翔くんのことはまだ誰にも秘密なのに……。