今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
私がシュンと項垂れていると彼は慰めるように頭を撫でてくれた。
そして優しく笑って私の顔を覗きこんできた。
「それよりどうする?予定通り放課後デートする?」
「えっ、でも……いいの?」
「もちろん、そのために待っててくれたんだろ?」
「うん。行きたい。お買い物」
実は放課後デートを楽しみにしてたんだ。
「じゃあ行くか。水着買いに行くんだろ?」
「うん、夏合宿の」
「じゃあ俺が選んであげる」
「えっ、そんなの恥ずかしいよ」
夏休みに学校の1、2年合同の勉強合宿があって期末テストで平均点以下の科目がひとつでもある人は強制参加なんだ。
そして私は強制参加組。
平均点以下の科目が3つもあったから。
成績優秀な翔くんは平均点なんて大きく上回っているけれど、生徒会活動の一貫として夏合宿に参加するみたい。
そして優しく笑って私の顔を覗きこんできた。
「それよりどうする?予定通り放課後デートする?」
「えっ、でも……いいの?」
「もちろん、そのために待っててくれたんだろ?」
「うん。行きたい。お買い物」
実は放課後デートを楽しみにしてたんだ。
「じゃあ行くか。水着買いに行くんだろ?」
「うん、夏合宿の」
「じゃあ俺が選んであげる」
「えっ、そんなの恥ずかしいよ」
夏休みに学校の1、2年合同の勉強合宿があって期末テストで平均点以下の科目がひとつでもある人は強制参加なんだ。
そして私は強制参加組。
平均点以下の科目が3つもあったから。
成績優秀な翔くんは平均点なんて大きく上回っているけれど、生徒会活動の一貫として夏合宿に参加するみたい。