今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
「翔くん、やっぱり過保護すぎだから」
「そうかな」
「いかにもお兄ちゃんて感じ。彼氏だったらもっと違う反応するでしょ」
「……」
そう言ったら彼は気まずそうに顔をしかめた。
「……わかったよ。チーが選んで。でも俺が1番に試着したところを見てチェックするからな」
「うん」
「過激なのは却下するから」
真面目な顔つきでそんなことを言うからおかしかった
「フフ」
彼と目を合わせてちょっと笑った。
まだ愛華さんのことが少し気にはなっていたけど、切り替えて放課後デートを楽しもうって思った。
そうだよ、これって一応初めてのデートなんだから。
兄とお買い物に行くのなんて珍しいことじゃない。だけどこっそり付き合うようになってからはこれが初めて。
いつもとは違うはずだけど、いまいち特別感が薄いような気がする。
だけど彼氏彼女になったんだからこれまで通りじゃないよね。
「そうかな」
「いかにもお兄ちゃんて感じ。彼氏だったらもっと違う反応するでしょ」
「……」
そう言ったら彼は気まずそうに顔をしかめた。
「……わかったよ。チーが選んで。でも俺が1番に試着したところを見てチェックするからな」
「うん」
「過激なのは却下するから」
真面目な顔つきでそんなことを言うからおかしかった
「フフ」
彼と目を合わせてちょっと笑った。
まだ愛華さんのことが少し気にはなっていたけど、切り替えて放課後デートを楽しもうって思った。
そうだよ、これって一応初めてのデートなんだから。
兄とお買い物に行くのなんて珍しいことじゃない。だけどこっそり付き合うようになってからはこれが初めて。
いつもとは違うはずだけど、いまいち特別感が薄いような気がする。
だけど彼氏彼女になったんだからこれまで通りじゃないよね。