今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
でもすぐには思い出せなかった。
「俺は初めて来たけどね」
「え?一緒に来たわけじゃないの?」
「うん」
「じゃあどうして?」
「うーん、まあいいから。そのうちわかるよ」
そんな風にはぐらかされて教えてもらえない。
なんだか謎かけみたいで気になってしまうよ。
「なあに?教えて」
「どうしようかな」
「意地悪しないで」
頬を膨らませて抗議したら、クスッて笑われた。
「なんて顔してるんだよ」
彼の指先がおでこから頬をそっと撫でるからくすぐったい。
「だってー」
「可愛い顔」
「えっ?」
「でもまだ教えない」
眩しそうに瞳を細める彼にドキドキしながら、見入ってしまう。
「あっ……」
その時、何でもないところでつんのめってころびそうになった。
「おっと、あぶな」
すかさず彼が肩に手を置いて支えてくれたから何とか助かった。
「俺は初めて来たけどね」
「え?一緒に来たわけじゃないの?」
「うん」
「じゃあどうして?」
「うーん、まあいいから。そのうちわかるよ」
そんな風にはぐらかされて教えてもらえない。
なんだか謎かけみたいで気になってしまうよ。
「なあに?教えて」
「どうしようかな」
「意地悪しないで」
頬を膨らませて抗議したら、クスッて笑われた。
「なんて顔してるんだよ」
彼の指先がおでこから頬をそっと撫でるからくすぐったい。
「だってー」
「可愛い顔」
「えっ?」
「でもまだ教えない」
眩しそうに瞳を細める彼にドキドキしながら、見入ってしまう。
「あっ……」
その時、何でもないところでつんのめってころびそうになった。
「おっと、あぶな」
すかさず彼が肩に手を置いて支えてくれたから何とか助かった。