今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
そこは、ショッピングモールの屋上にある小さな遊園地だった。
小さい観覧車や動物のぬいぐるみの乗り物、ゲームセンターもある。
その空間は夕日のオレンジが暖かくあたりを包んでいて絵画のように幻想的。
ここ知ってる、たぶん幼いころに何度も来たことがある。
以前に比べて周りに大きなビルが増えていたけれど、懐かしい景色だった。
まるで、異世界に迷い込んだような気分。
そうだ、私、この時間のこの場所が大好きだった。
平日だからか、ほとんど人がいなくてあんまり賑わってはいないみたい。
「思い出したみたいだね」
「うん、ここはあんまり変わっていないから」
「チーのお母さんとよく来てた場所だよね?」
「……うん」
まだ私のママが生きていた頃によく連れてきて貰った屋上遊園地だった。
これまでここの存在事態をすっかり忘れていた。
ママとの思い出が詰まった特別な風景。
小さい観覧車や動物のぬいぐるみの乗り物、ゲームセンターもある。
その空間は夕日のオレンジが暖かくあたりを包んでいて絵画のように幻想的。
ここ知ってる、たぶん幼いころに何度も来たことがある。
以前に比べて周りに大きなビルが増えていたけれど、懐かしい景色だった。
まるで、異世界に迷い込んだような気分。
そうだ、私、この時間のこの場所が大好きだった。
平日だからか、ほとんど人がいなくてあんまり賑わってはいないみたい。
「思い出したみたいだね」
「うん、ここはあんまり変わっていないから」
「チーのお母さんとよく来てた場所だよね?」
「……うん」
まだ私のママが生きていた頃によく連れてきて貰った屋上遊園地だった。
これまでここの存在事態をすっかり忘れていた。
ママとの思い出が詰まった特別な風景。