今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
「あっもしかして、お兄さんのことを気にしてるの?
以前は恋愛の好きかどうかわからないって話してたよね?」
実は西原くんへ相談したその後に大きな進展があったけど、これも言えない。
「う、うん、まあ、お兄ちゃんとはなんともなってないよ」
そんな風に嘘をついてしまって心苦しいけど仕方がない。
「お兄さんは今日も出かけてていないんだろ?」
「うん、最近忙しいらしくって……夏休みに入ってからあんまり話もできなくて」
これは本当のこと。
あれから私達は少し距離を置くようになっていた。
両親にこれ以上心配をかけたくなくて家にいるときは以前よりもずっとよそよそしく振舞っている。
そのことを思いだしたら小さくため息をついてしまった。
「じゃあまだそっちは結論出てないってことだよね?だったら一回俺とデートしてみようよ」
「え、えっと」
「何でも試してみないと」
「でも……」
以前は恋愛の好きかどうかわからないって話してたよね?」
実は西原くんへ相談したその後に大きな進展があったけど、これも言えない。
「う、うん、まあ、お兄ちゃんとはなんともなってないよ」
そんな風に嘘をついてしまって心苦しいけど仕方がない。
「お兄さんは今日も出かけてていないんだろ?」
「うん、最近忙しいらしくって……夏休みに入ってからあんまり話もできなくて」
これは本当のこと。
あれから私達は少し距離を置くようになっていた。
両親にこれ以上心配をかけたくなくて家にいるときは以前よりもずっとよそよそしく振舞っている。
そのことを思いだしたら小さくため息をついてしまった。
「じゃあまだそっちは結論出てないってことだよね?だったら一回俺とデートしてみようよ」
「え、えっと」
「何でも試してみないと」
「でも……」