今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
「千桜のことがそんなに好きなのかい?」
「ごめん、父さん。
俺ずっと前からチーが好きだった」
兄はきっぱりと答える。
それを聞いた途端、全身がカーッと熱くなった。
父に秘密を告げられた衝撃よりも、好きって言葉に反応してドキドキしていた。
だけど、この次の父の言葉に愕然とした。
「その気持ちは……消すことはできないのかな。
翔だったら他にいくらでもガールフレンドができるだろ。
なにも千桜にこだわらなくても」
「父さんごめん、俺の気持ちは消せないし絶対に消したく無い」
「いやしかし」
「俺には……どうしても千桜じゃなきゃだめだから」
兄の強い口調を聞いたらふたたび身体に火がついたように熱くなった。
翔くんは、私じゃなきゃだめってこんなにはっきりと言ってくれた。そのことがなにより嬉しい。
「ごめん、父さん。
俺ずっと前からチーが好きだった」
兄はきっぱりと答える。
それを聞いた途端、全身がカーッと熱くなった。
父に秘密を告げられた衝撃よりも、好きって言葉に反応してドキドキしていた。
だけど、この次の父の言葉に愕然とした。
「その気持ちは……消すことはできないのかな。
翔だったら他にいくらでもガールフレンドができるだろ。
なにも千桜にこだわらなくても」
「父さんごめん、俺の気持ちは消せないし絶対に消したく無い」
「いやしかし」
「俺には……どうしても千桜じゃなきゃだめだから」
兄の強い口調を聞いたらふたたび身体に火がついたように熱くなった。
翔くんは、私じゃなきゃだめってこんなにはっきりと言ってくれた。そのことがなにより嬉しい。