今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
人を好きになることは誰にも責められるものじゃ無いはず。
それがたとえ、義理の妹に対してでも。
「千桜もお兄ちゃんが好きなのか?」
この質問にドキンと胸が跳ねた。
「いや、それは無いよ」
あっさりと否定されたから、びっくりした。
え、え?なにそれ。何言ってるの?
「俺が一方的にチーのことを好きなだけだから」
どこか寂しげな彼の声を聞いて、胸の奥がギュッとなる。
まさか私の気持ちを疑ってるの?
「だから、チーのことは責めないでやって」
「……」
あっ……そうか、そういうこと?
私を庇うための嘘なのかもしれない。
この家に残して行く私のことを思って彼はこんな嘘をわざとついたんだ。
それがたとえ、義理の妹に対してでも。
「千桜もお兄ちゃんが好きなのか?」
この質問にドキンと胸が跳ねた。
「いや、それは無いよ」
あっさりと否定されたから、びっくりした。
え、え?なにそれ。何言ってるの?
「俺が一方的にチーのことを好きなだけだから」
どこか寂しげな彼の声を聞いて、胸の奥がギュッとなる。
まさか私の気持ちを疑ってるの?
「だから、チーのことは責めないでやって」
「……」
あっ……そうか、そういうこと?
私を庇うための嘘なのかもしれない。
この家に残して行く私のことを思って彼はこんな嘘をわざとついたんだ。