今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
ダイニングテーブルで食事をする両親に向かって挨拶したら母はニコッと笑いかけてくれた。
だけど父は私を見てため息をついた。
「おはよう千桜、また自分で起きれなかったのかい?いっつもお兄ちゃんに甘えて。朝の支度まで手伝わせて。
もう高校生なんだから自分のことは自分でしないと」
毎朝、同じことを父から注意される。
父は眉間に皺をよせるとおでこまでうっすらと皺が浮き立つけど、40代にしては若々しくてすっきりとした顔立ち。
我が家で私に口うるさくするのは父だけなんだけど、兄にくらべて私がダメダメだから心配なのかもしれない。
それに兄と母は私に甘いから、自分だけは厳しくしないとって思っているようだ。
「はあい」
反論の余地がないので渋々返事をした。
「父さん、別に俺はいいよ。妹の世話を焼くのは兄の務めだし」
だけど父は私を見てため息をついた。
「おはよう千桜、また自分で起きれなかったのかい?いっつもお兄ちゃんに甘えて。朝の支度まで手伝わせて。
もう高校生なんだから自分のことは自分でしないと」
毎朝、同じことを父から注意される。
父は眉間に皺をよせるとおでこまでうっすらと皺が浮き立つけど、40代にしては若々しくてすっきりとした顔立ち。
我が家で私に口うるさくするのは父だけなんだけど、兄にくらべて私がダメダメだから心配なのかもしれない。
それに兄と母は私に甘いから、自分だけは厳しくしないとって思っているようだ。
「はあい」
反論の余地がないので渋々返事をした。
「父さん、別に俺はいいよ。妹の世話を焼くのは兄の務めだし」