今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
ふと気がつけばさっきまでそばにいたはずの歌ちゃんがいない。
「ああ、歌ちゃんならとっくに向こうへ行ったよ。
ほらあそこバレー部が集まってるだろ」
「あ、ほんとだ」
西原くんの目線の先を見れば背の高い人たちの一団がワイワイ盛り上がっている。
男子も女子も入り混じっていて仲が良さそう。
「あそこに石野がいるのが見えたから追いかけて行ったんじゃないか?」
「え、そうなの?」
「たぶん」
「私達も行こう」
歌ちゃんは石野くんのところに行ってどうするつもりなんだろう。
また彼女が傷つかないか心配になった。
「え?なんで俺たちが?それに瀬戸さん今は体調が悪いんだから休んでいたほうがいいって」
西原くんが言う通りまだ頭がゆらゆらしていて本調子じゃない。
だけど、そんなこと言ってられないよ。
「大丈夫、少しマシになったから」
強がってニッコリ笑うと、元気よく立ち上がった。
「ああ、歌ちゃんならとっくに向こうへ行ったよ。
ほらあそこバレー部が集まってるだろ」
「あ、ほんとだ」
西原くんの目線の先を見れば背の高い人たちの一団がワイワイ盛り上がっている。
男子も女子も入り混じっていて仲が良さそう。
「あそこに石野がいるのが見えたから追いかけて行ったんじゃないか?」
「え、そうなの?」
「たぶん」
「私達も行こう」
歌ちゃんは石野くんのところに行ってどうするつもりなんだろう。
また彼女が傷つかないか心配になった。
「え?なんで俺たちが?それに瀬戸さん今は体調が悪いんだから休んでいたほうがいいって」
西原くんが言う通りまだ頭がゆらゆらしていて本調子じゃない。
だけど、そんなこと言ってられないよ。
「大丈夫、少しマシになったから」
強がってニッコリ笑うと、元気よく立ち上がった。