今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
はじめは歌ちゃん達へ向かって話しているつもりだったけどいつのまにか自分自身の心に問いかけていた。
見れば2人とも黙って項垂れていて反応はない。
あんまり響いていないのかな。
でも、あきらめないで粘り強く続けようと思った。
「それで、えと、少しでも参考にしてもらえないかなって思って。偉そうに言ってごめんなさい」
「2人はとてもお似合いだしこのまますれ違っちゃったら嫌だなって思うから」
「千桜……」
「歌ちゃん」
そこでようやく私を見つめ返してくれた彼女にそっと手を伸ばした。
今にも泣き出しそうな不安げな彼女の手をぎゅっと握った。
「違うよ、千桜とは。だって石野は私のことなんて……」
「ちょっ、歌ちゃん。まさか石野の気持ちをわかってないのかよ?」
西原くんはたまりかねたように口を開く。
「だって私こんなだし、可愛くないし」
見れば2人とも黙って項垂れていて反応はない。
あんまり響いていないのかな。
でも、あきらめないで粘り強く続けようと思った。
「それで、えと、少しでも参考にしてもらえないかなって思って。偉そうに言ってごめんなさい」
「2人はとてもお似合いだしこのまますれ違っちゃったら嫌だなって思うから」
「千桜……」
「歌ちゃん」
そこでようやく私を見つめ返してくれた彼女にそっと手を伸ばした。
今にも泣き出しそうな不安げな彼女の手をぎゅっと握った。
「違うよ、千桜とは。だって石野は私のことなんて……」
「ちょっ、歌ちゃん。まさか石野の気持ちをわかってないのかよ?」
西原くんはたまりかねたように口を開く。
「だって私こんなだし、可愛くないし」