今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
「でも結局来てくれたんだよね?」
「うん、歌ちゃんが写真を送ってくれたから」
彼は照れ臭そうにポケットからスマホを取り出した。
「ほら、これ」
歌ちゃんが送った私の写真はさっき見せてもらったものよりも多かった。
机に頬杖をついてぼんやりしているところや、無理やり笑っているグループ写真、泣きながら眠ってしまった時の顔は特にひどくて恥ずかしかった。
「これを見てたら、やっぱり会いたくなって……。
それにチーが少し元気がないような気もしたから心配で」
「寂しかったよ、凄く……だって翔くんがいないんだもん」
ここ数日は会いたくても会えなくてずっと心細かった。
「ごめんな。
俺、チーのことをどうしても手放したくない。父さんや母さんに認めてもらえないのは辛いけど、やっぱりもう兄妹じゃいられないんだ」
「これからどうするの?やっぱり家を出て行くつもり?」
「うん、歌ちゃんが写真を送ってくれたから」
彼は照れ臭そうにポケットからスマホを取り出した。
「ほら、これ」
歌ちゃんが送った私の写真はさっき見せてもらったものよりも多かった。
机に頬杖をついてぼんやりしているところや、無理やり笑っているグループ写真、泣きながら眠ってしまった時の顔は特にひどくて恥ずかしかった。
「これを見てたら、やっぱり会いたくなって……。
それにチーが少し元気がないような気もしたから心配で」
「寂しかったよ、凄く……だって翔くんがいないんだもん」
ここ数日は会いたくても会えなくてずっと心細かった。
「ごめんな。
俺、チーのことをどうしても手放したくない。父さんや母さんに認めてもらえないのは辛いけど、やっぱりもう兄妹じゃいられないんだ」
「これからどうするの?やっぱり家を出て行くつもり?」