今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
「あの、私今日はここで翔くんと一泊してから家に帰りたいの」
「……っ」
意を決してお願いしたのに、彼はしばし呆然としてまばたきをした。
「……それはどういう……え?俺、いま幻聴が」
周りをキョロキョロ見回していて落ちつかない様子。
かなり動揺しているみたい。
「あの、一緒にここに泊まりたいの。幻聴でも冗談でもないよ」
「どうして?あっ、夏の思い出みたいなやつか?」
「そういうんじゃないよ」
「じゃあなんで?言っとくけど俺は男だぞ。
好きな女に泊まりたいって言われて平気でいられるほど人間ができてないからな」
顔を赤らめながら拗ねてるような口調になる。
「チー、おかしいぞ。一体どうしたんだよ?」
「翔くんは嫌なの?」
彼はさっきから煮え切らない態度なので、こっちこそ拗ねてしまいそう。
「嫌なわけないだろ。
けど、チーから突然そんなことを言われると思わなかったから混乱して……いや今にも頭がおかしくなりそうだ」
「……っ」
意を決してお願いしたのに、彼はしばし呆然としてまばたきをした。
「……それはどういう……え?俺、いま幻聴が」
周りをキョロキョロ見回していて落ちつかない様子。
かなり動揺しているみたい。
「あの、一緒にここに泊まりたいの。幻聴でも冗談でもないよ」
「どうして?あっ、夏の思い出みたいなやつか?」
「そういうんじゃないよ」
「じゃあなんで?言っとくけど俺は男だぞ。
好きな女に泊まりたいって言われて平気でいられるほど人間ができてないからな」
顔を赤らめながら拗ねてるような口調になる。
「チー、おかしいぞ。一体どうしたんだよ?」
「翔くんは嫌なの?」
彼はさっきから煮え切らない態度なので、こっちこそ拗ねてしまいそう。
「嫌なわけないだろ。
けど、チーから突然そんなことを言われると思わなかったから混乱して……いや今にも頭がおかしくなりそうだ」