今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
『チーには男と付き合うのなんてまだ早い』
『もし付き合うなら俺が認めた相手じゃないと絶対にダメ』
って普段から耳にタコができるくらい言われているから。
「い、いや。それは自分で決めていいんじゃないかな」
「でもでも」
それにこんなことも兄からきつく言われていて。
『俺よりもいい男じゃないと絶対認めない』
目の前の人はどう見ても、翔くんに敵うとは思えない。
でも本人にそう告げることはさすがに出来ない。
兄と比べてしまうと誰でも見劣りしてしまうような気がするのは私がブラコンだからってだけの理由じゃない。
翔くんよりもカッコイイ人に出会ったことは一度もない。
そして兄の言葉は私にとっては絶対だった。
だって、翔くんは私のためを思ってそう言ってくれているんだもん。
『もし付き合うなら俺が認めた相手じゃないと絶対にダメ』
って普段から耳にタコができるくらい言われているから。
「い、いや。それは自分で決めていいんじゃないかな」
「でもでも」
それにこんなことも兄からきつく言われていて。
『俺よりもいい男じゃないと絶対認めない』
目の前の人はどう見ても、翔くんに敵うとは思えない。
でも本人にそう告げることはさすがに出来ない。
兄と比べてしまうと誰でも見劣りしてしまうような気がするのは私がブラコンだからってだけの理由じゃない。
翔くんよりもカッコイイ人に出会ったことは一度もない。
そして兄の言葉は私にとっては絶対だった。
だって、翔くんは私のためを思ってそう言ってくれているんだもん。