今日もお兄ちゃんの一途な恋に溺れる。
「じゃあ、お兄さんに好きな人がいることも知らないんだ?」
「え?なんのこと?」
「お兄さんが女の子からの告白を断るときに、
他に好きな子がいるからって言ってたらしいよ」
「へ、へえ、そうなんだ」
そんなこと寝耳に水だった。
瞬間、ドクンって心臓が震えたような気がした。
頭では理解できるのに心が追いつかない変な感覚だった。
「あれもしかしてショック受けちゃった?」
西原くんが怪訝そうに私を見つめている気がして焦った。
「ま、まさか。お兄ちゃんだって好きな人がいたとしても不思議じゃないよ」
取り繕うようにそう言って笑顔をつくった。
そんなことで妹の私がショックなんて受けるわけがない。
そうだよただびっくりしただけ、そうに決まってる。
お兄ちゃんだって普通の高校生男子なんだし好きな人の一人や二人くらい……。
「え?なんのこと?」
「お兄さんが女の子からの告白を断るときに、
他に好きな子がいるからって言ってたらしいよ」
「へ、へえ、そうなんだ」
そんなこと寝耳に水だった。
瞬間、ドクンって心臓が震えたような気がした。
頭では理解できるのに心が追いつかない変な感覚だった。
「あれもしかしてショック受けちゃった?」
西原くんが怪訝そうに私を見つめている気がして焦った。
「ま、まさか。お兄ちゃんだって好きな人がいたとしても不思議じゃないよ」
取り繕うようにそう言って笑顔をつくった。
そんなことで妹の私がショックなんて受けるわけがない。
そうだよただびっくりしただけ、そうに決まってる。
お兄ちゃんだって普通の高校生男子なんだし好きな人の一人や二人くらい……。