【完】王子様系男子の哉斗くんは、毎日会いに来る。



 本当、可愛い。萌え死にしそう。早く俺のモノにしたい……けど、無理にはダメだ。会ってくれなくなる。

 避けられたら、俺生きていけない。

「哉斗くん、今いいかな?」

「あ……社長。お疲れ様です」

 玄関へ向かっていた時、五十嵐社長に呼び止められ客室に通される。

「哉斗くん急にごめんね。お願いがあってね」

「はい、なんでしょう」

「実は…」

 五十嵐社長の意外な言葉に頷き了承すると、五十嵐宅を後にした。
 あ、そうだ。美央ちゃんの好きなもの聞いとけばよかった……。誕生日プレゼント、どうしよう。
 パーティーまでに、決めなきゃいけないのに。






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