【完】王子様系男子の哉斗くんは、毎日会いに来る。



 それから海斗くんは、哉斗くんに何かを早口で言っていてその内容はわからなかったけどそれに対して哉斗くんは何かを言っていて、その後に海斗くんを追い出してしまった。

『哉斗くん。海斗くん追い出して良かったの?』

『大丈夫。夜も来るし、支度をしなくちゃいけないから』

『そっか、夜まで哉斗くんはいられる?』

 誕生日パーティーよりも哉斗くんと一緒にいたいし、一緒に過ごしたい。
 こればかりは仕方ないのだけど……

『着替えをしないといけないから夕方に一度家に戻るけど、19時ごろには美央ちゃんに会いに来るよ』

『嬉しい! 夜も会えるなんて楽しみ。私、哉斗くん大好きだから』

 哉斗とお話したり、ご飯を食べたり、お庭を散策したりするのは私にとっては本当に大好きな時間だ。

『……反則、でしょ』

『? 何が、反則?』


 哉斗くんはよくわからないことを呟くと、話題を変えてたくさん話をしてくれた。するとすぐにお昼ご飯になって、彼が持ってきてくれたお弁当を開けて食べるとまたお話をした。

 話をしていれば夕方になってしまって哉斗くんは一旦家に帰って行った。
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