きるみー
目の前の男は、相変わらず私に包丁を向けている。


ついさっきまで、私の彼氏だったその男。


その元彼と別れたのは、つい5分前の事。


「5分経った。
お前、本当に殺すぞ」


その包丁の刃が、私の首先に当たり、
チクリ、とした痛みを感じる。



「うん…」



その首の痛みに、快楽を感じる。


体中の血が騒ぎ、爪先からゾクゾクとして来る。


今、私はとても興奮している。



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