きるみー
承
その元彼氏である彼とは、
ちょうど半年前の四月に出会った。
私は地方から大学の為にこっちに出て来ていて。
親にはその大学近くのワンルームマンションを借りて貰い、
その家賃だけじゃなく光熱費も払って貰った上に、多少の生活費迄貰っていたけど。
それだけじゃあ足りなくて、バイトを始めた。
そのバイト先に選んだ近所のファミレスに、
彼が居た。
彼は私より2つ年上。
彼も大学に入ってすぐにそのファミレスでアルバイトを始めていたので、
二年働いた経験のあるベテランのアルバイトに属していた。
私はそのファミレスでウェイトレスとして雇われて、
そのベテランウェイターである彼に、仕事を教えて貰う事が多かった。
私は彼を初めて見た時から、ピンと来ていた。
もし、運命の赤い糸があるのならば、
きっと私の相手はこの人に間違いないと。
思わず、自分の小指を見て確認してしまったくらい。
それは見えないけど、私には見える。
赤い、その糸が。
ちょうど半年前の四月に出会った。
私は地方から大学の為にこっちに出て来ていて。
親にはその大学近くのワンルームマンションを借りて貰い、
その家賃だけじゃなく光熱費も払って貰った上に、多少の生活費迄貰っていたけど。
それだけじゃあ足りなくて、バイトを始めた。
そのバイト先に選んだ近所のファミレスに、
彼が居た。
彼は私より2つ年上。
彼も大学に入ってすぐにそのファミレスでアルバイトを始めていたので、
二年働いた経験のあるベテランのアルバイトに属していた。
私はそのファミレスでウェイトレスとして雇われて、
そのベテランウェイターである彼に、仕事を教えて貰う事が多かった。
私は彼を初めて見た時から、ピンと来ていた。
もし、運命の赤い糸があるのならば、
きっと私の相手はこの人に間違いないと。
思わず、自分の小指を見て確認してしまったくらい。
それは見えないけど、私には見える。
赤い、その糸が。