私が素直になったとき……君の甘過ぎる溺愛が止まらない
2.後悔
次の日の放課後。
学校を出て家に帰る途中。
「遥稀」
松尾?
待っていたの?
「話があるんだ」
真剣な表情の松尾。
松尾の様子に戸惑う。
「昨日は悪かったな、
気を遣わせてしまって」
松尾は申し訳なさそうにしながら話を続ける。
話の中に出てきた。
香原さんは元カノだと。
知っている。
二人は校内で有名だから。
松尾は元カノの香原さんに言われたらしい。
『やり直したい』と。
だけど松尾は受けなかったそう。
松尾はあることに気付いた。
香原さんと付き合ってから。
それは……。